いや、まさに決勝に相応しい好ゲームでした。
延長戦まで行った1-0ですが、ダラケルことなくスリリングな展開で試合が運びましたね。
図式としては、攻めるドイツに守るアルゼンチンでしたが、アルゼンチンもただ守っていたわけではなく、カウンターでゴール前を脅かしていましたし、ひょっとすると決定機はアルゼンチンのほうが多かったのではないでしょうか。
恐らくキーパーがノイヤーでなければ、2~3点は取れていたのではないかと思います。
このゲームは、これでも十分に楽しめる試合だったのですが、ここにもしレアル・マドリーの2人、ドイツにケディラ、アルゼンチンにディマリアがいたら、一体どんな試合になっていたのでしょうね
記録づくしのドイツ
これでドイツのワールドカップ制覇は1990年イタリア大会以来24年ぶり通算4度目となり、優勝回数もかつて王国だったブラジルの5回に次ぐ、2位タイとなりイタリアに並びました。
これで、ドイツは世界一のサッカー大国といっても過言ではありませんね。
そもそも4大会連続でベスト4ですし、過去を振り返ってみても、18回の出場中14回はベスト4に入っているのです。
これをブラジルで見て見ると、20回出場中ベスト4が11回となっていますし、ドイツは今大会でワールドカップ通算の最多得点も記録しています。
しかも、クローゼが、これまでブラジルのロナウドが持っていた通算得点15ゴールを上回る通算16ゴールという記録を作りましたし、W杯準決勝での最大得点差をつけた国でもあります。
しかし南米の戦いで「決勝戦」「3位決定戦」でヨーロッパ勢が勝ったことは大きいですね。
もう個人技だけで勝ち続けることは難しく、個人技プラス組織・戦術がしっかりしているところが勝つというサッカーとなってきましたね。
ベスト4を振り返って
今回のベスト4は、ブラジル以外は実力が拮抗しており、できればドイツ対オランダも見てみたいですね。
というか、やはりベスト4にはブラジルではなく、コロンビアが上がってくるべきでした。
どうも決勝トーナメントのブラジルは勝手に自滅し焦ってしまううえ、ファールが多くて試合自体が面白くありません。
チームでの連動もないうえ、ボールを追い越す動きもなく、今の世界のサッカーから数歩遅れているような気がします。
まだまだチームが若いので、2015年のコパ・アメリカまでに立て直すことは難しそうですが、次のワールドカップまでには、復権してほしいものです。