ワールドカップと言えば、どこの国がグループリーグを突破するのかを予想するのが楽しみです。
そこで、そのバロメータのひとつとして、各国代表の近年の成績をまとめてみたいと思います。
まずは、グループAから見て行きましょう。
グループAの近況
グループAには、開催国であるブラジルを筆頭に、クロアチア、メキシコ、カメルーンが入っています。
そして、各国の近年の対戦成績をまとめたのが、これ(過去10試合)。
国 | 成績 | 得点 | 失点 | 負けた国 |
---|---|---|---|---|
ブラジル | 9勝1敗 | 30得点 | 4失点 | スイス |
クロアチア | 3勝4敗3分 | 11得点 | 12失点 | スコットランド2回、ポルトガル、ベルギー |
メキシコ | 5勝3敗2分 | 23得点 | 13失点 | ホンジュラス、アメリカ、コスタリカ |
カメルーン | 4勝3敗3分 | 11得点 | 9失点 | ガボン、コンゴ、ポルトガル |
こうやって比較すると、ブラジルの強さが圧倒的ですね。
得点は取れるわ、守れるわで非の打ち所がありませんね。
まぁ、開催国ということで予選を戦っておらず、国際親善試合が多いので実力派どうなんだ?という声も聞こえそうですが、2013年のコンフェデレーションズカップで、スペイン、ウルグアイ、イタリア、メキシコ、フランス、日本を全てに勝ってきていますから、本物の強さだといっても過言ではありませんね。
もう1年前とはいえ、あのスペインに3-0ですからね(日程と準決勝での相手との関係もありますが・・・)
苦しんできたクロアチアとメキシコ
ここで注目したいのは、クロアチアとメキシコがすんなりと予選を突破してきていないということ。
クロアチアは欧州予選プレーオフで、メキシコは大陸間プレーオフでようやくワールドカップ出場を決めてきています。
特にメキシコは、北中米カリブ海予選の最終節でコスタリカに負けてしまい、自力でのプレーオフ出場を決めることができず、パナマ-アメリカ戦の行方次第では、プレーオフにすら出られないという状況でした。
しかし、アメリカがパナマに逆転勝ちしてくれたおかげで、プレーオフに進出することができ、ようやくワールドカップ出場ということですから、この苦労が生きるかどうか楽しみでもあります。
というのも、実は僕、メキシコのサッカーがとても好きで、日本代表の目指すべきサッカーは、スペインのサッカーではなく、メキシコのsoccerだと思っています。
少し話が逸れてしまいましたが、とにかくこのグループAは、ブラジルが敗退するということはないでしょうね。
残りの1枠をどこが取るのか?
僕の予想としては、ブラジル以外の3カ国を見る限り、クロアチアとメキシコが同等、少し落ちてカメルーンではないかと思っています。
そして、過去10試合の対戦国を見てみると、ともに各国と親善試合を行っており、クロアチアが2-1で勝利、メキシコが4-0で勝利しています。
数字上だけでその強さを図ることはできませんが、僕の期待を込めて、メキシコが勝ち上がるというふうに予想したいと思います。
ワールドカップの成績をみても、1986年からの6大会を振り返ってみてもグループリーグで敗退したことはありませんからね
原田一弥のグループ突破予想
グループAは、ブラジルとメキシコで決まり!